田舎のお母さまが、お年をめされため東京の息子さんと同居。
使わなくなったご実家についてのご相談でした。
ご相談にいらした息子さんは、ご実家への愛着も強く、売却してしまうのには抵抗があるので賃貸で貸しておきたいというご希望でした。
通常であれば、仲介業務としてお受けするところですが、お話を良く伺ったところ以下のような問題点が出てきました。
1.ご実家のエリアでは、東京でイメージしているほどの賃料収入は難しく、また築年数も経っているため修繕費などのランニングコストがかかり、収支が合わない可能性が高いこと。
2.他にこれといった資産もないため、近い将来に起こりうる相続を想定した場合、一旦賃貸で貸してしまうと、相続人間での財産分割が難しくなること。
検討した結果、賃貸に出すのはしばらく様子を見ていただくことをおすすめさせていただきました。
今後、お母さまの介護費用が掛かり、売却して費用を捻出しなければならない可能性もあります。
息子さんご自身はすでに東京に家をお持ちなのでご実家に戻られるご予定はありませんが、ご親族の中にはこれから家庭を持たれる年齢の方もいらっしゃるようでしたので、ご売却せずに身内でお使いいただける可能性もあります。
仲介業務から独立したコンサルティング業務としてお受けして、ご親族と良く相談していただくための資料を作成することとなり、貸した場合の収支予想、売却した場合の収支や税金に関する報告書を提出させていただきました。